子どもが、大切な人と別れるということ
身近で大事な人との別れは、人にさまざまな思いや感情をもたらします。こうした大事な人との別れの体験、そして、そのときの思いについては、近年ずいぶんと関心が寄せられるようになっています。そのような体験をしている方への理解やサポートの大切さについても話題になったり、サポートグループができたりしています。
ところが、子どもが身近な人と別れたときの感情や行動についての理解や支援は、社会的にもまだまだ十分といえないのが現状です。
子どもに「死」について話すのはタブー?
子どもが、大切な誰かと死別による別れを体験したときは、側にいる大人が「子どもと死について話すのは、子どもには酷ではないか」「子どもは時間がたてば忘れる」「子どもに死を伝えるには年齢的に早い」などといった思い込みをしていたり、また、一方では「子どもに話したいが、いつ、どのように話したらいいのだろう」との迷いから、なか なか子どもと「死」の問題を共有する時期を見出すのが難しいと感じていたりします。
そして子どもたち自身もいろいろ聞きたいが、「こんなことは聞いちゃいけないのかな」「お母さん(お父さん)を悲しませるだけなのかな」と感じて気持ちや知りたいことを言えないまま過ぎていることがあります。
大切な人と別れた子どもたちにできること
子どもも、もちろん大切な人との別れは、大切なものを失うことであり、悲しみなどさまざまな感情をもたらします。そのような子どもたちが、どのように感じたり、考えているのか、そして周囲にいる大人はどのようなサポートが必要なのか、どのようなサポートができるのかということを考えていきます。
